小６生１０月。子供が今の時期になって、突然中高一貫校を受験したいと言いだしました。今から勉強して間に合うものでしょうか？

（回答）

お子様の本気度、

現在の学力と志望校の学力差、

計画と勉強法、

以上の３点がポイントになります。

長くなりそうですが、

大事なことなので本気で書かせていただきます。

失礼ながら荒っぽい表現がありましたらお許しください。

◆お子様の本気度をチェック！

中学受験がカッコイイから、

という軽い気持ちであれば、

やめておいたほうがいいですね。

中学受験の勉強に費やす時間を

中学英語の予習にあてるほうがいいからです。

お子様が本気ではないなら、

次からのポイントは気にする必要はありません。

もう今回のことは忘れて、中学校の準備に取り掛かりましょう。

もし、お子様が本気であるなら、次へお進みください。

◆現在の学力と志望校との学力差を把握！

例えば、お子様が偏差値６０、志望校が偏差値７０だとします。

この学力差が大きいか、小さいかはどちらでもいいのです。

志望校との距離がどのくらいあるか、

それを認識するほうが大事だからです。

現状認識を終えたら、次へ進みます。

ここからが最も難しいところですね。

◆計画と勉強法を正しく！わずかな誤差も許されない！！

志望校との距離、つまりは学力差に基づいた計画を立てます。

学力差が大きい場合は、残り時間からいって、

勉強時間をたっぷりと確保しなければなりません。

学力差が大きいほど、これからの数ヶ月は過酷な日々になります。

そうはいっても、自分で選んだ道です。

本気であれば乗り切れるはずですよね。

さらに勉強法の選択も重要になります。

非効率な勉強法や手段を選んでしまうと負け戦になりますからね。

志望校との距離が開いている人ほど、

超効率的で長時間学習が求められます。

勉強の合間に食事をして、風呂に入って、眠る。

すべては勉強中心の生活を実践することになります。

繰り返しますが、本気だったらできるはずです。

◆◆まとめます。

どんなに可能性が低くても、本気であれば私なら挑戦させます。

そのとき、

「落ちてもいいからやってみろ。いい経験になるから」なんて、

優しいことは言いません。

『今のままなら落ちる。今から始めても遅い』

『でもやってみろ。受ける以上は本気で取り組め』

『４月からあとの人生は考えなくていい。受験までが全てと思って気合を入れてやれ』

『奇跡を起こしてみろ。この勝負に勝ってみろ』

『野球でいうと１０対１で負けていて、最終回を迎えるようなもの。だけど終わってないぞ』

奇跡を起こせ！気合だ！集中だ！やってみろ！・・・と伝えます。

実際には、もっと柔らかい表現を使うと思いますが・・・、

心の中では、このくらい厳しいことを思いながら話すでしょう。

自分で選んだ道ですから、

とことん必死でやり抜いてもらいます。

受験の経験は後々生きる、といいますが、

本気じゃないと何も得られないと思うんです。

それで、不合格になったときは、前向きに励まします。

次は、

高校で奇跡を起こせ！お前ならできる！！

この悔しさを高校受験にぶつけろ！と。

まずはお子様の本気度ですね。

それを再確認してみてください。

それほど情熱を感じないなら、

中学英語と数学の予習を始めるのがいいと思います。

本気だったら、「奇跡を起こしてみよう！」ですね（＾＾）。