中3理科●026=生物どうしのつながり
~食物連鎖と生物界のつりあい~
●食物連鎖
自然界における食べる・食べられる関係による、
生物どうしのつながり。
例:
●●池や沼
植物プランクトン → 動物プランクトン
→ フナ → ツル
●●草原
ススキ → ウンカ → クモ
→ カエル → ヘビ → ワシ
●●森林
樹木の葉 → ガの幼虫 → シジュウカラ → イヌワシ
樹木の実 → リス → イヌワシ
●●海洋
植物プランクトン → 動物プランクトン
→ イワシ → カツオ → サメ
●●土中
落葉 → トビムシ → カニムシ
→ ジムカデ → モグラ
●生産者と消費者
食物連鎖の始まりは必ず光合成で有機物を
つくる植物(緑色植物)である。動物は
この植物を直接・間接的に食べて養分を得る。
●●生産者
植物は水と二酸化炭素の無機物から
光合成によってデンプンなどの有機物を
つくるので生産者という。
●●消費者
草食動物は植物を食べることにより、
植物がつくり出した有機物を得る。
さらに肉食動物は草食動物を食べること
によって有機物を得て生きている。
この草食動物と肉食動物を消費者という。
●食物連鎖の数量関係
ある地域での食物連鎖での生物の数量関係は
大形肉食動物を頂点とし、植物(生産者)を
底辺とするピラミッドの形で表すことができる。
このピラミッドの上部にいくほど、数量は
減るが、ふつう個体の大きさは大形になる。
~まとめ~
●生物には無機物から有機物をつくる
生産者と有機物を食べる消費者がある。
●食べる生物は食べられる生物より少ない。
●これまでにも人間による特定の生物の
捕獲や本来生息していないかった生物が
持ち込まれることによって、その地域の
生物界のつり合いが崩れてしまっている。