地理●055=日本の農林水産業
●稲作
北海道や東北、北陸地方では
豊富な水と広い平野に恵まれて稲作が盛ん。
しかし、最近は食生活の多様化により、
米の消費量が減少し、米余りが発生。
政府は米の生産調整を進め、
各地で米の作付面積を減らす減反や
他の農作物を栽培させる転作が行われている。
●促成栽培
温暖な気候を利用して
ビニルハウスなどの施設で農作物を早く栽培する農業。
宮崎平野や高知平野で盛ん。
●水産業
大陸棚の上で寒流と暖流のぶつかる潮目は良い漁場になる。
世界の国々は資源保護のため200海里経済水域を設定。
日本の遠洋漁業は衰退した。
養殖業や栽培漁業も行われている。
日本は現在、世界最大の水産物輸入国となっている。
●漁獲量
沖合漁業、沿岸漁業、海面養殖業、遠洋漁業の順。
●抑制栽培
野菜や花の成長を気候条件を利用するなどして
出荷時期を遅らせる栽培方法。
●集約農業
狭い耕地からできるだけ多くの生産を上げるため、
多くの人手(労働力)・化学肥料・農薬を使って
収穫を高めていくこと。