144●学問の発達(江戸時代)
●学問の発達
●●儒学
朱子学が5代将軍徳川綱吉の保護を受け官学になった(新井白石などが活躍)。
陽明学も発展した(中江藤樹、大塩平八郎)。
●●国学
本居宣長が「古事記伝」を著し、国学を大成させた。
●●蘭学
杉田玄白らにより「解体新書」の出版のほか、
歴史学や地理学・農学などが発達していった。
●元禄文化
綱吉の時代であった17~18世紀の
上方(京都・大阪)を中心にした町人文化。
●●文学
井原西鶴の浮世草子「世間胸算用」
松尾芭蕉の俳諧「奥の細道」
●●浄瑠璃
近松門左衛門「曽根崎心中」
●●歌舞伎
坂田藤十郎、市川団十郎
●●美術
俵屋宗達・尾形光琳 → 装飾画
菱川師宣 → 浮世絵
●●建築
日光東照宮、桂離宮
●●工芸
蒔絵の本阿弥光悦、
陶器の酒井田柿右衛門
●化政文化
18世紀末~19世紀初め、
江戸(東京)を中心に栄え、円熟した町人文化。
●●小説
十返舎一九の「東海道中膝栗毛」
滝沢馬琴の「南総里見八犬伝
●●俳諧
与謝蕪村(自然の写生句)
小林一茶(人間の愛)
●●浮世絵
葛飾北斎の「富嶽三十六景」
歌川(安藤)広重の「東海道五十三次」
喜多川歌麿(美人画)
化政文化では川柳・狂歌が流行。滑稽や皮肉を織り込んだ。
●●寺社参詣
伊勢詣でや西国巡礼が盛んになった。
●元禄文化は上方中心の人間的な町人文化。
それに対し化政文化は江戸の町人文化である。
●化政文化のころは町人や百姓の子供が
寺子屋に通って読み・書き・そろばんを習った。
●俳諧は連歌から分かれてできた。