地理●057=日本のエネルギー産業
●日本のエネルギー資源の現状
●●資源が乏しく、石油や石炭などは
ほとんどを輸入に依存している。
●●石油は西アジア諸国、石炭はオーストラリア、
カナダ、インドネシアなどから多くを輸入。
●火力発電
全発電量の約60%を占める。
大気汚染などの公害を引き起こすことがある。
原油価格の影響を受けやすい。
●原子力発電
●●全発電量の約30%を占める。
しかし、放射能汚染や臨界事故の問題があって反対の声も根強い。
●●福井県の若狭湾や福島県太平洋沿岸などに
多くの原子力発電所がつくられている。
●水力発電
全発電量の約10%。かつては日本の発電の中心であった。
莫大なダム建設費、用地の不足などの問題により衰える。
●新しいエネルギー源
スウェーデン、オーストリア、ドイツなど
原子力発電からの撤退を決めた国もある。
日本でも太陽光発電や無力発電・地熱発電などの
安全なエネルギー源の開発が進められている。
●石油の輸入
アラブ首長国連邦・サウジアラビア・イランの順。
●エネルギー供給の推移
エネルギー革命で石炭・水力が石油に依存。
原子力・天然ガスが増加。
●原子力への不安
1986年にウクライナで発生した
「チェルノブイリ原発事故」で
多くの犠牲者が出た。
この事件によって原発への不信感が
世界的に強まった。