147●欧米の進出
●イギリスの市民革命
●●絶対王政
16~18世紀のヨーロッパで、
国王が役人や軍隊の仕組みを整えて行った強力な専制政治。
●●エリザベス1世
スペインの無敵艦隊を破り、
海上支配権を握って東インド会社を作った。
重商主義による海外進出・産業発展・植民地獲得などを行った。
●●清教徒革命
国王と議会の対立が激しくなり、
1642年、クロムウェルを中心とする議会側と
国王派との間で内乱がおこる。
議会側が勝利し、1649年、国王を処刑して共和制を始める。
●●名誉革命
クロムウェルの死後、王政が復活。
1688年、議会は国王を追放してオランダから新しい王を迎える。
1689年、権利章典が出される。
●アメリカの独立
●●植民地時代
18世紀中ごろまでに13のイギリス植民地が成立。
産業・貿易を統制。重税がかけられる。
●●独立戦争
イギリス本国の重税や圧政に反抗し、
ワシントンが総司令官となり独立戦争を始める。
1776年に独立宣言を出し、アメリカ合衆国として独立。
世界初の連邦制と三権分立を確立した。
●●アメリカ独立宣言の内容
人は神から生命・自由・幸福追求の権利を与えられている。
人々の自由・権利を守るために人々の間に政府が設けられる。
●フランス革命
●●革命前のフランス
僧侶・貴族が特権をもち、市民階級の反感が強まる。
●●啓蒙思想
古い制度を批判して、新しい市民の自由・平等・国民主権を主張。
ルソー・・・「社会契約論」
モンテスキュー・・・「法の精神」
●●フランス革命
1789年、国王ルイ16世が増税を認めさせる三部会を開いた。
しかし、平民たちが国民議会を結成。
国王の弾圧に対し、パリの民衆がバスチーユ監獄を襲い、革命が始まる。
自由・平等・人民主権などを示した「人権宣言」が出された。
1792年には王制を廃止、共和制をしいた。
●●ナポレオンの政治
フランス革命後の不安定な政情のなか、軍人のナポレオンが登場。
各地に遠征を繰り返したが、ロシア遠征で失敗して失脚。
●名誉革命のころ、イギリスのロックが「人間は生まれながらに
自由と平等をもっている」と説いた。
●権利章典は議会の権限が非常に強いものであった。
●1787年に人民主権、連邦制、三権分立を柱にした
民主的な合衆国憲法を制定した(アメリカ)。
●ナポレオンは1804年に皇帝になり、民主的なナポレオン法典を定めた。