131●民衆の成長と戦国時代
●産業の発達
二毛作が全国的に広まり、農業生産が高まった。
商品作物の栽培。
商品作物とは、麻・ごま・桑・綿など。
各地で特産品が作られる。
●都市の発達
定期位置が各地で開かれる。
土倉・酒屋といった金融業者が栄えた。
商業の発達にともない、問丸・馬借が活躍。
商工業者の同業者組合である座の形成。
城下町・門前町・港町が発達。
博多、堺などは町の商工業者が自治を行った。
●村の自治と農民
惣という自治的な村が生まれた。
村では寄合が開かれ、村の行事などを決めた。
●土一揆
農民たちが年貢軽減などの要求を領主にしたり
幕府に徳政令を出したりすることを要求した。
武器で反抗。
徳政一揆や山城国一揆、一向一揆などが起きた。
※徳政令とは借金の帳消しのこと。
●応仁の乱(1467年)
守護大名として有力な細川氏と山名氏が8代将軍の跡継ぎをめぐって起きた。
京都中心に11年間つづく。以後100年ほど戦乱の世が続き、下剋上の世となった。
●戦国大名
力のある守護大名や守護大名を倒した者が戦国大名となる。
戦国大名は農民から年貢をとり、分国法を定めて家臣と農民を統制した。