22●パリ講和会議・国際連盟・ガンジー・米騒動・政友会・原敬・普通選挙法・治安維持法
1919年●パリ講和会議・ウィルソン大統領・国際連盟・本部はジュネーブ・ワイマール憲法
1919年、講和会議がフランスのパリで開かれました。アメリカ大統領のウィルソンの提唱により、1920年に平和のための組織として国際連盟が設立されました。その本部はスイスのジュネーブに置かれました。1921年にワシントン会議が開催されました。戦後、ドイツではワイマール憲法が制定されて、20歳以上の男女の普通選挙や社会権が規定されました。
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1919年●朝鮮で三・一独立運動、中国で五・四運動・インドのガンジー
1919年、朝鮮では、日本からの独立を求めて、三・一独立運動が起こりました。中国でも、日本が突きつけた二十一か条の要求の取消を求める五・四運動が起こりました。インドでは、ガンジーの指導のもとで、イギリスに対する非暴力・不服従の抵抗運動が起こりました。
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1918年●富山県・米騒動・政友会・原敬・政党内閣
第一次世界大戦中の好景気によって物価が上昇しました。特に米価はシベリア出兵を見込んだ商人の買い占めによって異常な値上がりを見せました。1918年、富山県の漁村でおこった米騒動(こめそうどう)はたちまち全国に広がりました。その結果、軍人内閣は倒れて、政友会の原敬(はらたかし)による最初の本格的政党内閣が生まれました。
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1925年●普通選挙法の成立・吉野作造・民本主義・大正デモクラシー・治安維持法
普通選挙と政党内閣の実現を求める声が高まり、吉野作造(よしのさくぞう)は民本主義を唱えました。こうした民主化を求める動きを大正デモクラシーといいます。憲政会の加藤高明を中心とする内閣ができ、1925年に普通選挙法が成立しました。普通選挙法によって選挙権は満25歳以上の男子になりました。しかし、それと同時に、社会主義運動を抑えるための治安維持法(ちあんいじほう)が作られました。
また、労働運動が盛んになって、農村でも、小作料の減免を要求する小作争議(こさくそうぎ)が起こりました。平塚雷鳥(ひらつからいちょう)は青鞜社(せいとうしゃ)を組織しました。1922年には部落差別の解消をめざして全国水平社が結成されました。
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