公民●064=国際政治の動き
●冷戦
●●第二次世界大戦後、世界のあり方をめぐり、
アメリカ合衆国を中心とする資本主義諸国(西側)と
ソ連を中心とした社会主義諸国(東側)の間に起きた政治、
経済、軍事での激しい対立を冷戦(冷たい戦争)という。
●核兵器の問題
●●冷戦によって、米ソの核兵器の増強競争は続けられ、
核保有国は増加。一方、核軍縮の動きも強まり、1963年の
部分的核実験停止条約で、大気中や水中の核実験が禁止され、
1968年の核兵器拡散防止条約で、すでに核保有している
5ヶ国以外の国の核保有を禁止した。
●●1987年には中距離核戦力(INF)全廃条約が調印。
しかし、長距離核戦力の問題や条約に未加盟の核保有国の
問題など課題は多い。
●日本の役割
●●日本は世界で唯一の被爆国であり、特に核軍縮の問題では
重要な役割を担っている。
●●政府が非核三原則「核兵器を持たず、つくらず、持ち込ませず」
という方針をとっていることは意義が深い。
●冷戦
資本主義諸国:北大西洋条約機構(NATO)
社会主義諸国:ワルシャワ条約機構(1991年に解体)
●1996年には核爆発をともなう全ての核実験を禁止する。
包括的核実験禁止条約(CTBT)が国連で採択された。