地理●048=中南アフリカ
●自然
北部に世界最長のナイル川、世界最大のサハラ砂漠がある。
中南部にはエチオピア高原やザイール川がある。
赤道周辺のザイール川流域に熱帯雨林が広がる。
●農業
草木を燃やして灰を肥料とする焼畑農業が盛ん。
また、植民地時代からプランテーション農業も盛んで
高原地帯ではコーヒー豆、茶、サイザル麻の栽培、
ギニア湾岸ではカカオ豆の栽培が盛ん・・・世界最大の産地。
●豊かな鉱産資源
ギニア湾岸、アフリカ南部ではダイヤモンド・金・
銅・ウランなどの鉱産資源が産出。
ナイジェリアはアフリカ最大の産油国。
●問題点
特定の農作物や鉱産資源が一国の経済を握るという
モノカルチャー経済であるため、それらの価格が
変動すると、一国の経済の大きな影響を与える。
●歴史
16世紀からヨーロッパ人が侵入し、植民地化されて
アフリカ大陸の大部分がヨーロッパ諸国に分割された。
また、現地の黒人が奴隷として売買された。
●アパルトヘイト
南アフリカ共和国による小数の白人が多くの黒人・
有色人種を差別する人種隔離政策。
●サヘル地帯
サハラ砂漠の南部はサヘル地帯とよばれ、
砂漠化が進んでいる。砂漠化の主な原因は、
過度な放牧・森林伐採・焼畑農業などである。