公民●047=生産の集中と独占の問題
●生産の集中
●●特定の産業や商品の生産の大部分が、
少数の大企業によって占められる状態。
●独占と寡占
●●巨大企業が1社で市場を支配することを独占という。
数社で市場を支配することを
寡占といい広い意味で独占に含まれる。
企業が独占状態で一方的に決める価格を独占価格という。
消費者は不利益を受けることが多い。
●独占の種類
●●同種の企業が独立を保ちながら、
価格・市場などで協定して支配することをカルテルという。
同種の企業が合併し、
1つの企業になることをトラストという。
異種の企業が法律上の独立を保ち、株式保有を通して
資本の上で結合することをコンツェルンという。
●独占禁止法
●●企業の自由競争を確保し、カルテルのような
独占による弊害を防ぐための法律。これに基づき、
公正取引委員会が企業の活動を監視している。
●企業集団
複数の異なる業種の企業が横の結びつきをもつ。
●企業系列
下請けの関係でつながる。
(親会社 → 子会社 → 孫会社)