中1理科●029=地震の揺れの伝わり方
●地震計
地震の揺れ(震度)を正確に記録するもので
振り子の原理を利用している。
●初期微動と主要動
地震のとき、
はじめは小さく揺れて後から大きく揺れる。
はじめの小さな揺れを初期微動、
後の大きな揺れを主要動という。
●P波
伝わる速さが速い波。初期微動を起こす。
●S波
伝わる速さは遅いが、揺れの大きい波。
主要動を起こす。
●初期微動継続時間
P波が到着してからS波が到着するまでの時間。
震源からの距離に比例する。
●震源からの距離と初期微動継続時間
(1)地震計の記録紙の時間を合わせてグラフにする。
(2)各地の地震計の記録紙を時間を合わせて並べ、
震源からの距離を縦軸にする。
(3)各地のP波、S波の到着点を結ぶ直線の
交点が地震が発生した時刻になる。
●地震が起こると、早くて揺れが小さいP波と
遅くて揺れが大きいS波が発生する。
●初期微動が伝わる速さ【km/秒】
=震源からの距離【km】/到達までにかかった時間【秒】
●地震計の仕組み
地震のとき振り子のおもりはほとんど動かない。
回転している円筒に揺れが記録される。
観測地点では東西、南北、上下の3方向の揺れを
地震計で揺れを記録することで地震の揺れを
正確に知ることができる。