中3理科●028=土の中の生物と有機物の分解
●土の中の生物
土の中の生物の間にも食物連鎖がある。
●●土の中の小動物
落ち葉や枯れ枝を食べる草食のダニ、
ダンゴムシ、ミミズや動物の糞や死がいを
食べるトビムシやセンチュウ、さらに
小動物を食べるムカデやクモがいる。
●●土の中の微生物
土の中の微生物には細菌類や菌類がある。
細菌類や菌類は土の中の小動物が残した
有機物を取り入れ、呼吸によって分解し、
生活に必要なエネルギーを得ている。
●分解者
有機物を二酸化炭素や水、窒素酸化物などの
無機物に分解する細菌類や菌類を分解者という。
●●菌類
体は細い糸状の菌糸からできている。
例:キノコ(シイタケ・シメジ)、カビ(アオカビ・コウジカビ)
●●細菌類
分裂によって増え、菌類と同様に光合成をせずに
有機物を養分として生活する。
例:ニュウサン菌・コソウ菌・コウボ菌・コレラ菌
●土の中には有機物を食べる小動物と
それを分解して無機物にする分解者(細菌類・菌類)がある。
●微生物のはたらきを調べる実験
(1)デンプンを入れた寒天培地をペトリ皿につくる。
(2)花壇の土や焼いた土を
それぞれ別の培地に少量入れる。
(3)2、3日後ヨウ素液を加え、
変化の様子を調べる。
●無機物のゆくえ
分解者によって有機物が分解されてできた無機物は
生産者である植物に吸収されて再び有機物につくり変えられる。
●分解者のはたらき
物質を大気や土壌と生物のからだの間に循環させる。
●分解者のはたらきで生じた無機物は植物に吸収される。