中2理科●024=からだのはたらき【消化と吸収】
●消化
食物は口で細かく砕かれて唾液と混ぜ合わされ、
食道、胃、小腸と消化管を通りながら分解されて
体の中に吸収される。
●●食物と栄養分
食物の中の炭水化物(デンプンと糖)・脂肪は
生活活動のエネルギー源に、たんぱく質は体を
作るもとやエネルギー源になる。
●●消化
消化酵素を使って、食物を小腸の柔毛で吸収される
大きさの分子に分解することを消化という。
●●消化液と消化酵素
消化作用をもつ液を消化液といい、その作用は
液中に含まれている消化酵素のはたらきによる。
消化酵素は特定の物質にしかはたらかない。
●●消化管
食物が通る管を消化管という。
口 → 食道 → 胃
→ 小腸 → 大腸 → 肛門
●●栄養分
有機物・・・炭水化物・たんぱく質・脂肪
無機物・・・カルシウム・ナトリウム・鉄分・水
●唾液の消化実験
デンプンが唾液によって分解されることを調べる。
●●試験管の中にデンプンのりと唾液を入れて
30~40℃の湯であたためる。
●●ヨウ素液
デンプンにヨウ素液を加えると青紫色になる。
●●ベネジクト液
糖にベネジクト液を加えて加熱すると
糖の量に応じて黄緑色から赤褐色の沈殿ができる。
~まとめ~
●有機物
●炭素を含む化合物
●無機物
●炭素を含まない化合物
●消化
植物に含まれる養分を体内に吸収されやすい
物質に分解するはたらき。
●酵素の性質
特定の物資にしか働かない。
適切な温度が必要。
適当な酸またはアルカリ性の状態が必要。
わずかな量で多くの食物を分解する(酵素自体は変化しないため)。
●ヒトの消化器官は1本につながっており、
その長さは身長の約6倍である。
●唾液は体温くらいの温度でよくはたらき、デンプンを糖に変える。
●吸収
いろいろな消化酵素のはたらきでデンプンはブドウ糖、
たんぱく質はアミノ酸、脂肪は脂肪酸とグリセリンに
分解され、小腸の柔毛から吸収される。
●●柔毛
柔毛に吸収された養分のうち、ブドウ糖とアミノ酸は
毛細血管に入り、脂肪酸とグリセリンは再び脂肪となって
リンパ管に入る。
●●その他の養分の吸収
水分は主に小腸で吸収されるが残りは大腸で吸収される。
●ブドウ糖とアミノ酸は毛細血管、
脂肪はリンパ管に吸収される。
●余分なブドウ糖やアミノ酸は肝臓に蓄えられる。
余分な脂肪は皮下脂肪として体に蓄えられる。