中2理科●022=刺激の伝達
●神経系感覚細胞で信号に変えられた刺激は
神経を通って脳に伝えられて「赤い」とか
「熱い」などと感じられる。脳や脊髄(せきずい)は
神経を通して筋肉に命令の信号を伝える。
このような脳、脊髄、神経のまとまりを神経系という。
●中枢神経
脳や脊髄のように伝えられた刺激に対して
命令を運動器官に出す神経を中枢神経という。
●末梢神経(まっしょうしんけい)
感覚細胞で受け取った刺激の信号は感覚神経を
通って脊髄に送られる。脳から出された命令の
信号は脊髄から運動神経を通って筋肉に伝えられる。
これらの感覚神経や運動神経を末梢神経という。
●感覚神経
感覚器官からの信号を中枢神経に伝える神経。
●運動神経
中枢神経からの信号を筋肉に伝える神経。
●神経系には脳や脊髄などの中枢神経と
体の隅々まで行き渡っている末梢神経がある。
●反射
熱いものに手が触れたとき思わず手を
引っ込めるように意識とは関係なく起こる
反応を反射という。反射は危険から体を
守るのに役立っている。
●●いろいろな反射
暗いところに入ると目の瞳が広がる。
食物を口に入れると唾液が出る。
体温を一定に保つ。
体のつり合いを保つ。
●信号の伝わる道筋
感覚器官 → 感覚神経 → 中枢神経
→ 運動神経 → 筋肉
●反射は主に脊髄が命令を出す。
脳に関係ない反応なので刺激を受けてから
反応が起こるまでの時間が短く、危険から
身を守るのに役立っている。