中2理科●020=磁界中で電流が受ける力
●電流が磁界から受ける力
磁界中の導線に電流を流すと
導線は磁界から力を受けて働く。
●●電流が受ける力の向きは磁界の
向きにも電流の向きにも垂直である。
●●電流の向きや磁界の向きを逆にすると
電流が受ける力の向きが逆になる。
●●電流を大きくすると電流の受ける力が
大きくなり、揺れが大きくなる。
●モーターの仕組み
電流が磁界から受ける力を利用して
電気から運動を生み出す。
(1)コイルの右側の導線には上向きの力が
はたらき、左側の導線では電流の向きが逆に
なるので下向きに力がはたらく。このために
コイル全体が左回りに回る。
(2)整流子とブラシのはたらきで電流は
いつも同じ向きに流れる。
●得られる電流
●●電磁誘導
磁石やコイルを動かしてコイルの周りの磁界を
変化させると、コイルに電流が生じる。これを
電磁誘導という。
●●誘導電流
電磁誘導によって生じた電流。誘導電流の大きさは
コイルに加えられた磁界の変化が大きいほど、磁界が
強いほど大きく流れる。
●発電機
磁石のあいだでコイルを回転させ続けて、誘導電流を
流し続けることで電気を生み出す装置。
●●自転車の発電機
コイル(コイル→豆電球→車体→コイル)のなかを
磁石が回転して電気を生み出している。
~まとめ~
●磁界の中で電流を流すと、電流は磁界から力を受ける。
これは電流が流れる導線が磁界を作ることで磁石の磁界
に影響を与えるためである。
●現代ではモーターを用いているものが多く出回っている。
扇風機や洗濯機、電車がその一例である。また、リニア
モーターカーの開発が進められている。
●電磁誘導
回路内の磁界が変化すると、電流(誘導電流)が流れる。
発電機は電磁誘導を利用した道具である。