中2理科●018=電力
●電力
電気を家庭で使うときには
音や熱・光・運動に利用している。
家庭で使う電気器具には必ず電力の表示がある。
●●電力
1秒間に使う電気の量。
●●単位
ワット(W)
●●1W
1Vの電圧を加えて、
1Aの電流を流したときの電力。
1000W=1kW
●電力の大きさと器具のはたらき
家庭用の電圧は100Vで、この電圧で
電気器具を使用したとき、表示電力の大きい
電気器具ほど大きな電流が流れるので
光や音・熱・運動などのはたらきが大きくなる。
●熱量
熱の大小を表す量。
●●単位
カロリー(cal)
●●1cal
水1gの温度を1℃上げるのに必要な熱量。
1000cal=1kcal
●●電流の発する熱量
1Wの電力を1秒間流して
得られる熱量を1ジュール(J)という。
1calは約4.2Jである。
●電力と発熱
●●500W、670W、1050Wの電気ポットに
それぞれ水1000立方センチメートルを入れて
温度上昇を測定すると、ワット数が大きいポットほど
温度上昇がはやくて発熱が大きいことがわかる。
●電力をPとすると、P=EI
●アイロンやドライヤー、電気毛布などは
電流による発熱を利用したものである。
●水1gの温度を1℃上げるのに必要な熱量が1cal。
●電力Pをt秒間流したときに
熱量Qは次のように表す。
Q=0.24Pt(cal)
=Pt(J)
=Elt(J)
これをジュールの法則という。
●60Wの電気ごたつを5秒間つけたときに
発する熱量は、60×5=300(J)