公民●017=社会権
●社会権
人間らしく生きるための権利を社会権という。
資本主義が発達し、貧富の差が大きくなったことから生まれた。
ドイツで1919年に制定されたワイマール憲法で
初めて社会権が憲法で保障された。
●生存権
人は誰でも、
「健康で文化的な最低限度の生活」をする権利をもち、
そのために国は社会福祉、社会保険、公衆衛生などの
社会保障制度を整備しなければならない(25条)。
●教育を受ける権利
人は誰でも、
「能力に応じて、等しく教育を受ける権利」をもっている(26条)。
●労働基本権
●●人はだれでも「勤労の権利」をもっている。
また、労働者はその人権を守るための
3つの権利(労働三権)をもっている。
労働組合をつくる権利である団結権、
使用者と労働者が
対等に交渉する権利である団体交渉権、
ストライキなどを行う
権利である団体行動権(争議権)である(27,28条)。
●●労働三法
(1)労働組合法
労働者が労働組合を結成し、
団結することを助けるための法律。
(2)労働基準法
労働条件の最低基準などを定めた法律。
(3)労働関係調整法
労働争議の予防・解決のための法律。
●憲法が保障する社会権
(1)生存権
(2)教育を受ける権利
(3)勤労の権利
(4)労働三権
団結権・団体交渉権・団体行動権