中3理科●016=化石燃料
●化石燃料
石油や石炭、天然ガスは大昔に地球上で生活
していた動植物が数億年かけて変化したもので、
化石燃料とよばれる。
●電気エネルギーと発電
●●電気エネルギーの利点
(1)送電線によって発電所から電流という形で
エネルギーを送ることができる。
(2)熱エネルギーや光エネルギー、
運動エネルギーなど他のエネルギーに変換しやすい。
●水力発電
ダムにためた水を落下させてタービンを回す。
(長所)
水の位置エネルギーを利用するため、
有害物質が出ない(クリーンである)。
(短所)
ダム建設によって周りの自然環境が変わったり、
ダムへの土砂の堆積といった問題も出ている。
また、開発に限度がある。
●水力発電
位置エネルギーを利用している。
●火力発電
石油や天然ガスなどを燃やして得た
熱エネルギーで高温・高圧の水蒸気をつくり、
タービンを回す。
(長所)
建設の立地条件が容易。
需要の多い地域の近くに発電所をつくれる。
(短所)
石油や天然ガスなどの化石燃料の
埋蔵量には限りがある。
また、燃焼したときに大気汚染や
酸性雨、地球の温暖化などを引き起こし環境を破壊する。
●火力発電
化石燃料を燃やして得たエネルギーを利用している。
●●水力発電の仕組み
水の位置エネルギー → 水の運動エネルギー
→ 水車の運動エネルギー(電気エネルギー)
●●火力発電の仕組み
化学エネルギー → 熱エネルギー
→ 運動エネルギー → 電気エネルギー
●原子力発電
ウランなど原子が核分裂したときの
エネルギーで高温の水蒸気をつくり、
タービンを回す。
(長所)
少量の核燃料で多くの電力が得られる。
(短所)
核分裂によってできた有害な放射性物質が
外に漏れると生物に被害を与える恐れがある。
使用済みの核燃料の処理の問題も残されている。
原子力発電の問題は、放射能汚染の被害、
使用済み買う燃料の処理問題、ウランの埋蔵量に限界がある。
●●原子力発電の仕組み
核エネルギー → 熱エネルギー
→ 運動エネルギー → 電気エネルギー