中2理科●005=鉄と酸素の化合
スチールウール(鉄)を加熱すると、鉄に空気中の
酸素が結びついて酸化鉄という物質に変わる。
鉄+酸素→ 酸化鉄
●さび
鉄を空気中に放置すると表面がさびてくる。
さびは鉄と酸素がゆっくり化合してできた酸化鉄である。
●鉄と硫黄の化合実験
(1)鉄と硫黄の混合物をつくり、
混合物を2つの試験管に入れる。
(2)混合物を多めに入れた試験管を熱し、
反応が始まったら加熱するのをやめる。
(3)混合物を多めに入れた試験管が冷えてから
少量の混合物を入れた試験管と両方に磁石を
近づけると、まだ加熱していない少量混合物の
試験管は磁石に引き付けられるが、加熱した
試験管は磁石に引き付けられない。
(4)水を入れて振り混ぜると混合物のうち
硫黄は浮くが加熱後の物質は沈む。
(5)少量をとって塩酸に入れると混合物からは
臭いのない気体(水素)が発生するが加熱後の
物質からは臭いのある気体(硫化水素)が発生する。
●加熱をやめても鉄と硫黄が化合するときに
生じる熱によって反応が続く。
●加熱前の混合物と加熱後の物質では
その性質が異なる。
●鉄と硫黄の化合
鉄と硫黄の混合物を加熱すると
鉄や硫黄とは異なる物質である黒色の硫化鉄ができる。
鉄+硫黄 → 硫化鉄
●加熱をやめても鉄と硫黄が化合するときに
生じる熱によって反応が続く。
●加熱前の混合物と加熱後の物質では
その性質が異なる。