中3理科●004=力がはたらかない運動
●水平な台の上の運動
摩擦を無視できる水平な台の上に
テープをつけた台車を手で軽く押し、
運動を記録タイマーで記録する。
●●速さは変わらない
テープを5打点(西日本では6打点)ずつ
切ってその長さをはかると、どれもほぼ
等しい長さである。
●●進んだ距離は時間に比例する。
台車の進んだ距離と時間を表やグラフにする。
●速さが変わらないとき、
進んだ距離は時間に比例する。
●速さが変わらない条件
力がはたらいていない。
力がつり合っている。
●等速直線運動
物体に力がはたらいていないか、
または力がはたらいていても力が
つり合っている場合、物体の速さは
変わらず直線上を移動する。
このような運動を等速直線運動という。
●●速さは一定
時間を横軸、速さを縦軸にすると、
グラフは横軸に平行な直線になる。
●●移動距離は時間に比例する。
時間を横軸、距離を縦軸にすると、
原点を通る直線となる。
●力がつり合っている運動
一定の速さで走る自動車や一定の速さで
落ちてくる雨粒では2つ以上の力がつり
合っているために、力がはたらいていない
ときと同じように等速直線運動をする。
自動車の場合は、エンジンの力と摩擦力
など、雨粒の場合は重力と空気の抵抗が
つり合っている。
●等速直線運動の距離=速さ×時間
●等速直線運動では平均の速さと時間の速さが等しい。