169●日本の大陸侵略
●日本経済の行き詰まり
第一次世界大戦後、不景気となった日本経済は
1927年には多くの銀行が休業し、さらに世界恐慌により
大打撃を受けた。
この間、財閥は各産業の支配をさらに強めた。
●強まる軍国主義
●●満州事変
戦争と大陸進出による経済の行き詰まりを打開しようとして、
1931年、南満州鉄道を爆破し、これを中国の仕業として開戦。
満州全土を占領し、満州国を建国した。
ところが、中国の訴えで国際連盟はこれを認めず、
日本はそれを不服として国際連盟を脱退した。
●●軍部の台頭
1932年の五・一五事件により政党政治が終わり、
1936年の二・二六事件により軍部の独裁化が進む。
●●日中戦争
1937年、北京郊外で日中両軍が衝突。戦争が始まる。
政府は不拡大方針をとるが、軍部はこれを無視。
宣戦を勝手に拡大。首都南京を占領し南京大虐殺をおこす。
※南京大虐殺については異論も多くあります。
※北京郊外の盧溝橋で日中両軍が激突した。