162●第一次世界大戦後の世界情勢
●パリ講和会議
1919年、連合軍とドイツのあいだの
講和条約であるベルサイユ条約が結ばれる。
ドイツは本国の一部と全植民地を失い、
多額の賠償金を課せられ、軍備も制限された。
●国際連盟
アメリカ大統領ウィルソンが世界最初の平和機構を提案。
国際連盟が成立。しかし、アメリカが不参加。
ドイツは1926年、ソ連は1934年に加盟した。
●三・一(独立)運動
1919年、朝鮮で起こった日本が支配することへの抵抗運動。
●五・四運動
日本の侵略に苦しむ中国人民の独立と解放を目指す抗日運動。
●インドの動向
ガンジーが英国に完全自治を要求(非暴力・不服従)。
●欧米の動き
ドイツ共和国でワイマール憲法制定。
英国の労働党内閣成立。
ソ連でスターリンによる5ヵ年計画。
米国が国際社会の中心になった。
●中国
三民主義を唱える孫文が中心になり、1911年、
辛亥革命が起こり、翌年に中華民国が成立して清が倒れた。
●朝鮮
1910年、日本は韓国併合を行って植民地とし、朝鮮総督府を置いた。
●●1921年のワシントン会議では、
中国の独立と領土の尊重、
海軍の縮小などが決められた。