149●産業革命と欧米のアジア進出
●産業革命
18世紀中ごろの紡績機や織機の発明に始まる。
ワットの蒸気機関の改良により、機械による大量生産が可能となった。
産業革命はイギリス発祥。そのため、イギリスは「世界の工場」と呼ばれた。
※産業革命はイギリスの綿工業からおこった。
●●交通機関
フルトンが汽船、スチーブンソンが蒸気機関車を発明。大量輸送が可能となる。
●●社会主義思想
マルクス「資本論」
●アメリカの南北戦争
奴隷制による綿花栽培を主として自由貿易を求める南部と
商工業を主として保護貿易を主張する北部とが対立した。
リンカーンが大統領に就任すると、南部が独立を図り、1861年に内戦となった。
戦闘の中、リンカーンは奴隷解放令を出し、北部が勝利した。
●欧米のアジア進出
産業革命の進展とともに、欧米諸国は市場と原料の供給地を求めた。
人口が多く、資源に恵まれたアジアへ進出。
●●インドの大反乱
1857年、イギリスのインド植民地化で東インド会社に所属していた
インド人の雇い兵(セポイ)が反乱したが敗れた。
●●アヘン戦争
1840年、清がアヘンの輸入を禁止したため、イギリスとの間で戦争となる。
敗れた清は香港(ホンコン)を期限付きで譲り、上海などの港を開いた。
●●太平天国
1851年、平等社会を目指して洪秀全らが挙兵。太平天国を建国した。
●●三角貿易
イギリス・インド・清、三国間の貿易。
イギリスは清に銀を、清はイギリスに茶・絹を、
インドは清にアヘンを、清はインドに銀を、
、
インドはイギリスに綿花を、イギリスはインドに綿製品を・・・
といったように行われた三国間の取引を三角貿易という。