128●鎌倉文化と武士の生活
●鎌倉文化
公家文化に加え、素朴で力強い武家文化が出現した。
●●文学
「新古今和歌集」(藤原定家、西行ら)
「方丈記」随筆(鴨長明)
「徒然草」(吉田兼好)
「平家物語」軍記物(琵琶法師)
●●建築
東大寺南大門
円覚寺舎利殿
●●美術
金剛力士像(運慶、快慶)
似絵(肖像画)
●武士の生活
「弓矢の道」と呼ばれる名を重んじる態度。
常に心身を鍛えて生活。
●民衆の動き
農業生産の高まり。牛馬の利用、鉄製の農具が普及。
肥料として草木灰が使われる。
二毛作(裏作として麦をつくる)が始まった。
●●定期市の開催
備前国(岡山県)、福岡など。
●●手工業の発達
紺屋(染物)、鍛冶屋、鋳物屋など。
●新しい仏教
平安末期から鎌倉時代にかけて高まる社会不安の中、
新しい仏教が次々におこった。分かりやすい教えで庶民に普及した。
●鎌倉新仏教
開祖、宗派、特徴の順。
法然 浄土宗 念仏
親鸞 浄土真宗(一向宗) 念仏
一遍 時宗 踊り念仏
日蓮 日蓮宗(法華宗) 題目
栄西 臨済宗 座禅
道元 曹洞宗 座禅
●東大寺南大門
東大寺南大門は宋の最新技術を使って建てられた。
●武士の住居
武士の住居は武家造と呼ばれる
防御設備を備えた質素なものであった。
武士は農民などを使って農耕も行った。