123●揺らぐ貴族生活
●貴族生活の揺らぎ
地方では政治が乱れた。
収入を増やすことだけに熱心な国司が多くなり、混乱した。
※まぁ、いまと変わらんですなw
●院政
1086年、白河天皇は位を譲って上皇となった。
ついで法皇(出家した上皇)になり、政治を行った。
上皇や法皇の御所を印と読んだため、この政治を院政という。
多くの荘園が院に集まり、院は経済力を強めた。
仏教が保護されたため、寺院は僧兵を養った。
上皇・天皇・貴族・武士の間で政権の争いが起こる。
●武士の反乱
935年に平将門が関東で、939年には藤原純友が瀬戸内海で乱を起こした。
しかし、これらの乱は武士の力で平定した。
●武士の成長
国内が乱れるにつれ、武器を持って戦う武士の必要性が高まり、勢力を強めた。
天皇の子孫といわれる源氏・平氏が有力であった。
●●源氏・・・東国を中心に勢力をもつ
●●平氏・・・西国を中心に勢力をもつ
●後三条天皇
白河天皇の前の後三条天皇は藤原氏との関係が薄かった。
そのため自ら政治を行い、実権を取り戻すために荘園を整理した。
●地方の豪族
地方の豪族たちは国司からの没収を防ぐために、
土地を貴族や寺院に荘園として寄進した。