117●奈良時代
●奈良時代
律令国家の新しい都として、710年、唐の長安にならって
平城京がつくられた。奈良の平城京に都があった時代を
奈良時代と呼ぶ。東北地方から南九州まで支配。
●和同開珎(わどうかいちん)
都や周辺で使われた貨幣。最古の貨幣は富本銭。
●聖武天皇
仏教を保護し、国ごとに国分寺、国分尼寺を建て、
都に東大寺と大仏を建立した。
※民衆のストレスが大きくなると暴動が起きて体制が崩壊する。
聖武天皇は社会の不安を取り除くために国分寺や大仏を建立した。
民衆をコントロールするための政策といえる。
●●行基(ぎょうき)
仏教を広め、大仏建立協力した。
●●墾田永年私財法(743年)
開墾を奨励するために発布された法律。新田の永久私有を認めた。
貴族、寺社、郡司などが墾田永年私財法により私有地を広げた。
●農民の負担
班田収授の法が行われ、租・庸・調の税と兵役の義務を課せられた。
九州の防衛に送られた者を防人という。
※防人(さきもり)
●遣唐使
630年から894年まで10数回派遣される。
●●阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)
唐の律令制度と文化を学んだ。
日本に帰国できず、中国の役人として生涯を送る。
●●鑑真(がんじん)
何度も日本への渡航を試みるが失敗。
その後、訪日に成功。唐招提寺を建てて律宗を広めた。