107●日本の成り立ち
●日本列島の成立と日本列島への移住
●●氷河時代(100万年前から約1万年前)
海面が今より100m以上も低く、日本海は湖のようになっていた。
日本列島はアジア大陸とも陸続きであった。
氷河時代の末期(約1万年前)に大陸から切り離されて、
現在とほぼ同じような日本列島になった。
大陸からの動物の移動とともに、人類もマンモス・ナウマンゾウ・オオツノジカなどの
獲物を追ってやってきた。ナウマンゾウのキバが長野県野尻湖で発掘されている。
●●日本列島の旧人・・・愛知県牛川人
●●日本列島の新人・・・静岡県浜北人、沖縄県港川人
●日本民族
日本民族は大陸からの北方系や南の島からの南方系の原日本人が
混血したり生活環境の変化に影響されたりしながら形成された。
●岩宿遺跡
1946年に群馬県桐生市郊外の岩宿から打製石器が発見され、
日本に旧石器時代があったことが確認された。
行商をしていた相沢忠洋が岩宿の関東ローム層から打製石器を発見。
旧石器時代の人々は土器を使わず、
打製石器を用いて採集や狩りをして生活していた。
●相沢忠洋
幼少からの考古学への思いは断ち切れず、考古研究の時間が取りやすい
納豆の行商をしながら土器・石器の採取を行っていた。
芹沢長介(のちの東北大教授)に考古学上のアドバイスをもらうため
桐生から東京までの約120kmを自転車により日帰り往復していた(120キロ!すげえっ)。