公民●014=日本国憲法の三大原則
●国民主権
●●国民主権とは、国の政治のあり方を最終的に決める権利を
もつのは国民であるという原理のこと。具体的には政治に参加して
その意思を反映する選挙と、選挙された代表者を通じて行使される。
例外としては、憲法改正の際の国民投票がある。
●●天皇は日本国・日本国民統合の象徴として位置づけられ、
国政に関与することは否定された。
●基本的人権の尊重
●●今までの人権思想の流れを受けて、具体的に規定されている。
●平和主義
●●第二次世界大戦の反省から、憲法前文には恒久平和(永久平和)、
国際協調、平和的な生存権などが掲げられている。
憲法第9条には、戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認を掲げる。
●●米ソ対立により、1950年に警察予備隊が創設された。
保安隊を経て、1954年に自衛隊ができると、憲法論争が発生。
政府は憲法に違反しないという解釈だが反対意見も多い。
●日本国憲法の三大原則
(1)国民主権(第1条)
(2)基本的人権の尊重(第11条など)
(3)平和主義(第9条)