15●本居宣長・古事記伝・化政文化・葛飾北斎・東海道中膝栗毛・狂歌・川柳
1763年●本居宣長・古事記伝・国学・前野良沢・杉田玄白・解体新書・伊能忠敬・寺子屋
本居宣長(もとおりのりなが)は古典を研究して古事記伝を著し、国学(こくがく)を大成させました。蘭学者(らんがくしゃ)の前野良沢(まえのりょうたく)と杉田玄白(すぎたげんぱく)はオランダの人体解剖書を翻訳し、解体新書(かいたいしんしょ)を著しました。伊能忠敬(いのうただたか)は正確な日本地図を作成しました。町人や農民の子供たちは、寺子屋(てらこや)で読み・書き・そろばんを習いました。
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1820年●化政文化・江戸中心・葛飾北斎・安藤広重・喜多川歌麻呂・十返舎一九・滝沢馬琴
19世紀初めに江戸を中心として化政文化(かせいぶんか)が栄えました。浮世絵の技術も進み,錦絵(にしきえ)という多色刷りの版画も作られました。風景画では葛飾北斎(かつしかほくさい)や安藤広重(あんどうひろしげ)、美人画では喜多川歌麻呂(きたがわうたまろ)がよく知られています。小説では「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」の十返舎一九(じっぺんしゃいっく)、「南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)」の滝沢馬琴(たきざわばきん)、俳諧では与謝蕪村(よさぶそん)や小林一茶(こばやしいっさ)が有名です。また、政治を風刺した狂歌(きょうか)や川柳(せんりゅう)が好まれました。
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