◆TDCの使い方
用意するもの:汚れた車・TDC・タオル3枚。
(1)濡れタオル
濡れタオル(軽く絞ると水滴がポツポツと落ちる程度に水を含ませます)。
TDCを1滴、濡れタオルに垂らします。
濡れタオルで車体を優しく軽く「撫でます」。
(注)ゴシゴシとこすらず、車体表面の汚れを濡れタオルに「移す感覚」です。
(2)絞りタオル
濡れタオルとは別のタオル。
タオルに水を含ませてギュッと絞ります。
この絞りタオルで水滴を拭き取ります。
濡れタオルと同じように、絞りタオルでも「優しく軽く」車体を撫でるように使います。
拭き取るというより、絞りタオルに「水滴を移す」感じです。
ゴシゴシとこすらず、力を抜いて車体を撫でてください。
(3)乾燥タオル
肌ざわりのやわらかい乾燥タオルで仕上げます。
これまでと同様、乾燥タオルで車体を「優しく軽く」撫でます。
以上の3工程でコーティングが完了します。
◆作業手順の例
手の届く範囲を作業します。
濡れタオル・絞りタオル・乾燥タオルでの3工程です。
タオルは折って、ハンディサイズで作業。
TDC1滴(動画参照)で、約0.3gです。
ウィンドウガラス・ドアミラー
TDCを1滴、濡れタオルに垂らす。
フロントガラス右半分を濡れタオル・絞りタオル・乾燥タオルの3工程。
フロントガラス左半分を3工程。
左ガラスと左ミラー、リアガラス左半分を3工程。
右ガラスと右ミラー、リアガラス右半分を3工程。
・・・ここまでTDCを0.3g(1滴)使用。
ボディ
ウィンドウガラスとは違う面(濡れタオル)にTDCを1滴。
ボンネット右半分を3工程。
ボンネット左半分を3工程。
フロントバンパー・ヘッドライトを3工程。
・・・ここまでTDCを計0.6g使用。
違う面(濡れタオル)にTDCを1滴。
ボディ左側(ドアを含む)を3工程。
・・・ここまでTDCを計0.9g使用。
違う面(濡れタオル)にTDCを1滴。
ボディ右側(ドアを含む)を3工程。
・・・ここまでTDCを計1.2g使用。
違う面(濡れタオル)にTDCを1滴。
ルーフ(屋根)右半分を3工程。
ルーフ(屋根)左半分を3工程。
・・・ここまでTDCを計1.5g使用。
違う面(濡れタオル)にTDCを1滴。
リア(リアバンパー・ライト・トランク)を3工程。
・・・ここまでTDCを計1.8g使用。
違う面(濡れタオル)にTDCを1滴。
ホイール4つを3工程。
・・・ここまでTDCを計2.1g使用。
以上で、車1台のコーティングが完了。
きっちり1台をコーティングしても、TDCの使用量は計2.1g。
フーガ・プリウスαより小さなコンパクトカー・軽自動車であれば計1.5gで充分。
TDCと3つのタオル(濡れタオル・絞りタオル・乾燥タオル)を自宅から持っていけば、いつでもどこでもコーティングできます。
◆日常の洗車は?
日常洗車の工程は上記と同じ(TDCを垂らさないだけ)。
濡れタオル・絞りタオル・乾燥タオル、3つのタオルだけで洗車完了。
※鳥糞の除去もカンタン。コーティングでボディ表面に鳥糞が「乗っている」状態になるためです。
濡れタオルを鳥糞にあてます→ 鳥糞がやわらかくなります→ 濡れタオルで鳥糞をつまみます→ 残りの鳥糞をポンポン叩いて濡れタオルに移します→ 鳥糞の除去完了
◆TDCコーティングの持続期間は?
TDCコーティング・撥水効果の持続期間は30~90日。
保管場所・走行距離など、環境により異なります。
ちなみに、画像のフーガ・プリウスαは青空駐車で、60日ごとにコーティングしています。
屋根付き駐車場で、週末しか動かさない車であれば、90日以上の効果持続も期待できます。
◆再コーティングの目安
再コーティングは、ボディ・ガラスの状態で判断できます。
雨の日、ボディの水玉量が減ったら再コーティング。
雨の日、フロントガラスの油膜が少し気になり始めたら再コーティング。
その都度、気になった部分を再コーティングしてください。
再コーティングの例
ボディの水玉は変わりないが、フロントガラスの油膜が気になってきた。
→ フロントガラスのみ再コーティング
ボンネットは変化ないが、ルーフの水玉が少ない。
→ ルーフのみ再コーティング