●筋トレ後の水風呂は是か非か?
筋トレを終えると身体が燃えるように熱くなっている。
あぁ筋肉が燃えてるぅ~(歓喜)。
喜びに浸るのもいいが、そのままでは風呂上がりに汗がダラダラ流れ出す。
せっかく風呂に入っても再び身体がベタベタする。これは気持ちの良いものではない。
そこで、水風呂だ。
これが、なかなか快適です。身体もクールダウン、スッキリ!
しかし、筋肉にはどうなのか?
せっかくトレーニングしたのに水風呂で冷やすとトレーニング効果を落とすことになるのでは?
野球のピッチャーはマウンドを降りてから肩を冷やしている姿を目にする。
あれも何か理由があってのことだろう。運動後に身体を冷やすのは決して悪くないはずだが、筋トレ後に限定したら「水風呂で冷やす」という行為はどうなんだろうか?
気になったので調べてみた。
まず、「水風呂の効果」について。
交感神経が刺激される。
自律神経の働きが高まる。
冷え症や冷房病・自立神経失調症などに効果がある。
サウナ・風呂で血管を拡張、その後、水風呂で血管を収縮。
これにより、血液の流れが良くなり、新陳代謝が高まる。
当然、筋肉疲労にも効果的。
以上、調べた範囲では、水風呂は健康面にはプラスの働きをするようである。
「筋トレ後の水風呂」は?
皮膚表面の血管を刺激するだけなので、そんなに神経質になる必要もなさそう。
長時間の水風呂による影響はわからないが、カッカと燃えている身体を冷ます目的の1分程度の水風呂であれば問題はないようだ。
最後に、「水風呂のリスク」について。
スーパー銭湯で水風呂に入っていたときのこと。
知らないおじさんに声をかけられた。
「心臓つよいなあ!ワシには無理やわ」
そのとき、怖い話を聞いたので紹介しておく。
おじさん(多分55歳前後)の友人が31歳で亡くなったそうだ。
それも亡くなった場所は「水風呂」だったらしい。
その亡くなった人は、サウナから出てきてザブンと水風呂に浸かった。
その瞬間、心臓が止まって亡くなってしまったとのこと。
「もう20年以上前の話やけど、ショックやったで」
目の前で、さっきまで元気だった友達が亡くなったのだから、そりゃあショックでしょうね。
以来、おじさんは水風呂には下半身だけ浸かると決めたそうだ。
スーパー銭湯でサウナから出てきてすぐ水風呂に飛び込む人がいる(汗を流さず水風呂に浸かるという品のなさにはここでは触れない)。
他人事ながら大丈夫かなぁ、と心配になる。
気合を入れて、「ウッ」「ハッ」と、無理して水風呂に肩まで浸かっている人もいる。あれは危ないのではないだろうか。心臓に負担をかけすぎだろう。